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水質の改善で地球温暖化防止に貢献を

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世界の金融や経済の課題について話し合われる「主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)」が、10月31日に閉幕しました。
今回は、主要な議題のひとつである、地球温暖化の防止や石炭火力に対しての援助停止で合意したものの、脱石炭期限の明確化にまでには至りませんでした。

ただ、そんななかでも注目されるトピックがありました。 気候変動に大きな影響をもたらしているとして、メタンガス削減の必要性が初めて示されたのです。
「化石燃料の採掘や畜産によって生み出されるメタンガスも重要視されるべきだ。」
そのようなメッセージが世界に向かって発信されたのです。

メタンガスの発生源としては、上記で述べた畜産によるもの、すなわち、“牛のげっぷ”などがよく知られています。
しかし、“汚れた水”も、メタンガスを生み出す元凶となっていることは案外認知されていません。

きれいな水の池や湖には、酸素量が豊富に含まれています。
そのことで、魚など水中に住む生物の活動が活発になり有機物を分解。
底にミドロやヘドロなどがたまってメタンガスを発生させることなく、水質の維持につながっているのです。
ところが最近の研究で、世界の温帯域の湖沼などで、酸素濃度が目立って減少していることが判明しました。

それでは、水の動きの少ない閉鎖水域での酸素量を水中に増やすには、どうすればよいのでしょうか。
その答えのひとつが、水の流れを人工的につくる方法です。
例えば、当社の「湧昇流循環装置(カルチファン)」を使用すれば、水面を羽で回転させることで縦方向への水の流れを生み、全体に酸素を行き渡らせることができるため、自然に水質の改善を進めることができます。

地球温暖化係数(二酸化炭素を基準に他の温室効果ガスの温暖化能力を示した数字)は、二酸化炭素の25倍とも言われるメタンガス。
温暖化防止に貢献するためにも、水質改善は欠かせない対策となりそうです。