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役に立つ細菌「浄化菌」で水質改善

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2020年の始まりとともに、全世界に広がった新型コロナウイルスのパンデミック。
かつてない生活制限を強いられるなど、多大な影響をもたらしました。そもそも、こうしたウイルスと細菌は何がどう違うのか。そんな疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。

まず、大きさがかなり違います。細菌は人の細胞の1/10程度ですが、ウイルスはさらに微細な1/100から1/1,000程度。
また、両者ともに微生物に分類されますが、細菌は栄養素を「餌」にして細胞を増やしていく「生き物」。それに対してウイルスは、生体の細胞の一部に「寄生」することで自身の複製を増やすため、厳密には生物とは言えません。

そして、あまり知られていませんが、ウイルスも細菌も、実は人や環境に役立つ場合があるのです。
例えば、有機物を「餌」にする浄化菌による水質改善もそのひとつ。池や沼、湖などの閉鎖水域の水質が悪化する原因の一つは、水が循環しないことで有機物が増え過ぎることにあります。
現在、地域によっては、有機物を細胞内に取り込んで分解する浄化菌を一定数投与し、水質浄化を図る取り組みが行われているところもあります。

こうした浄化菌には、生存に酸素が必要な好気性菌と必要としない嫌気性菌が存在します。
これらはそれぞれ、対象とする「餌」に違いがあり、有機物を好物にしているのは好気性菌。
一方で、アオコの大発生につながるアンモニアや硝酸などをターゲットにしているのが嫌気性菌です。

この2つを組み合わせて、さらに浄化効果が高めたのが当社の「バイオレンジャー(微生物炭)」です。
水の浄化を促す炭の全表面や微細な空洞に、好機性浄化菌を1億個/炭1ℊ、嫌気性浄化菌を50,000個/炭1gを付着させて安全性の高い浄化方法を実現しました。

当社の「カルチファン(湧昇循環装置)」と併せて、ご検討ください。