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放っておくと深刻な被害をもたらすアオコ

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池などの水面を覆うエメラルドグリーンの薄い膜。

一般的にアオコは、そんなイメージではないでしょうか。その鮮やかなカラーリングゆえに、人によっては綺麗だと感じる方もおられるかもしれません。
実際、別名「水の華」とも呼ばれるほどです。ところが、見かけ以上にアオコは危険な生物であることが分かっています。

そもそもアオコとは何でしょうか。
シアノバクテリアという植物プランクトンが大量に発生した現象をアオコと呼んでいます。
都市化が進み産業活動が発展することで、排水に含まれる窒素やリンなどの有機物が池や湖に大量に流れ込んで、栄養過多の状態になっていることが原因です。

アオコが腐敗すると悪臭が発生し、大量の酸素を消費。そのため、魚類が酸欠状態になって大量死を招くことも。 こうしたことは、日本でもある程度知られてはいますが、海外では、さらに深刻な事態が引き起こされています。

2014年には、アメリカとカナダの国境にある五大湖の1つ、エリー湖で有毒な藻類(アオコ)が大発生。
こうしたアオコが上水道に交じることで、オハイオ州トレドで水道水が飲用禁止となり、50万人近くが料理や風呂などにも使えない事態となりました。

実はアオコには、すべてではありませんが、有毒性が認められる種類があります。その毒には、「ミクロシスチン」などの肝臓毒、「アナトキシン」といった神経毒がよく知られています。
鮮やかな色は毒々しいけど、まあいいか…。そんな風に地域の池や沼を放置していると、周辺地域に健康被害を起こしかねないのです。

とは言え、アオコ退治に人力を総動員して対応するのは得策とは言えません。そこで、おすすめなのが、自然の生態系を蘇らせることで水質の改善を図る当社の「湧昇流循環装置(カルチファン)」。
水面で羽をゆっくり回転させることで、池全体に水の流れをつくり水質浄化につなげます。

春がもうそこまで来ているこの時期、一度検討してみてはいかがでしょうか。