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人類共通の課題、水質改善の理想的な方法とは

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かつてないほど社会で環境意識が高まる昨今、自治体をはじめ企業においても、さまざまな取組がなされるようになりました。
国連が採択した国際的な目標「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」では17のゴールを設定し、日本政府も賛同しています。

その15番目に「陸の豊かさも守ろう」という項目が設置されており、水質の保全・改善もそれに含まれます。
今や、きれいな水辺を確保することは人類共通の課題なのです。

一方で、日本国内の状況を見渡すと、湖や池、沼などの閉鎖性水域においては、SDGsが目指す到達点に達していないというのが現状です。

日本国内では、水質汚濁防止法に基づいた測定が行われていますが、人の健康の保護に関する項目の平成30年度の環境基準値が、河川においては90%以上達成されているのに対して、閉鎖性水域では50%を超えた値に留まっています。

それでは、水質を悪化させ悪臭を放つなどの原因となる、アオコや藻、ミドロ(深泥)、水草などの発生を抑え、地域の公園の池や貯水池、畜産排水放流池などの水質改善を図るにはどうすればよいのでしょうか。

現在、直接それらを回収したり、水際や水中に新たな植生帯をつくり生態系機能を向上させるなど、いろいろな方法が実施されています。
中でも注目を集めているのが、水の流れを起こすことで水中内に酸素を送り込み水質改善を促す方法です。

当社の「湧昇循環流発生装置」は、まさにそうした原理を利用し安全で安価に水質改善に取り組める理想のツール。
水面で羽根をゆっくり回転させ縦方向の循環流を発生させることで、底水に酸素を吸収させ池全体の水質の均一化を進め、水質浄化を図ることができるのです。

水の表面を覆うアオコや藻、水草、それらが腐って底に沈殿したミドロ…。
私たちの生活を脅かす原因を取り除き、本来の美しい水辺を蘇らせたい。
当社は、そんな考えのもと、身近な閉鎖水域の再生をサポートし水辺の環境保全に力を尽くしています。