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「炭」と「菌」の相乗効果で水質改善

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備長炭で有名な「炭」は、燃料としての使用以外にさまざまな用途で広く使われています。
そのひとつが、水質の改善。汚れをきれいにするだけでなく匂いまで除去してくれます。

炭には無数の細かい空洞が空いており、1gあたりの穴の表面積は300〜400㎡。
これがフィルターの役割を果たすため、水を濾過して汚れを除去してくれる仕組みとなっています。この無数の空洞は、同時に、菌などの微生物の格好のすみかとなります。
これらの菌が有機物(=水を腐らせる物質)を分解することで、匂いまで消し去ってくれるというわけです。

有機物を分解する菌は2種類あり、最初に威力を発揮するのは酸素を必要とする「好気性浄化菌」です。
池などの自然水の表面には空気がたくさん内包されているため、まず、この好気性浄化菌が有機物をどんどん無機物などに分解していきます。次に、酸素を必要としない「嫌気性浄化菌」が、ミドロなどが沈殿している水底の有機物を退治してくれるのです。

こうした、有能な自然の掃除屋たちによって水質改善が進むメカニズムを応用したのが当社のバイオレンジャー(微生物炭)です。

これは、好機性浄化菌を1億個/炭1ℊと嫌気性浄化菌が5万個/炭1gを、全表面と空洞に生息させた商品。
好気性浄化菌と嫌気性浄化菌によって、有機物全般やアオコの原因となるアンモニアや硝酸などを分解。

自然に存在する菌や炭による浄化作用を利用し、安全性の高い浄化方法を実現しました。

この浄化作用を、より発揮できるようにするには、水を撹拌して空気を水中に吹き込むようにすると効果が高まります。

そこで、当社がおすすめするのは、バイオレンジャーとカルチファン(湧昇流循環装置)とを組み合わせる方法です。
例えば、池内の周囲にネットに納めたバイオレンジャーを定量で配置し、カルチファンを池の中心に配置して回転。撹拌させることで微生物炭による水質改善が進み、本来の自然が求める正常な池の状態に戻っていきます。